住居の耐震リフォームのススメ

建物は建てられた後は年月が経つにしたがい、だんだんと古くなっていきます。古くなるとは、建物を構成する部材などが痛み老朽化することで経年劣化と言われます。設備などの性能が最新タイプに比べて著しく劣ること。生活様式、家族構成などの変化に伴い建物の使い勝手やデザインが合わなくなるなどが挙げられます。

しかし建物は定期的に手を加えることで、建物を古くさせない、建物の寿命を延ばすことが可能です。建物に手を加えて長く住めるようにすることを「リフォーム」とよびます。似たような言葉にリニューアル、リノベーションなどがあります。

建物はリフォームすることで、長く安心して暮すことができます。特に日本では地震が多く、建物の老朽化を抑え、耐震性能を維持向上させることが大切です。戸建住宅では、土台の材木が腐ってしまったり、シロアリの発生被害などがあります。鉄筋コンクリート造のマンションではコンクリートが劣化しヒビ割れたりします。老朽化が目立つようになってきた場合は補修しなければいけません。以前の建築基準法に基づき建築された建物では、目標値が低いため現在の耐震基準に比べると性能が劣っていることになります。古い建物を現在の耐震基準を満たすためには補強が必要です。このことを耐震リフォームと呼びます。当サイトでは自分でできる耐震リフォームや地震への備えに加え、工務店などを利用したリフォームなど様々な耐震リフォーム対策をご紹介しています。ぜひお役立て下さい。

■ 戸建住宅の地震被害とは

1995年に発生した阪神大震災は、死者6000余名、全壊家屋約10万棟という未曾有の大災害をもたらしました。地震発生時刻が早朝だったため、亡くなった7〜8割の方が倒壊した住宅や家具の下敷きとなっての圧死でした。

主な住宅の地震被害は以下のようなものがあります。

(1) 平屋戸建

屋根瓦の下に強風対策として厚く盛られた土のため、屋根重量が重くなり地震に耐え切れず崩壊するパターンです。筋交いなどの耐震要素の不足やシロアリ被害、金物の老朽化なども原因となります。

(2) 2階建て建物の1階部分の倒壊

1階部分が耐震要素の不足やシロアリ被害、金物の老朽化などで2階の重量を支えきれなかったために起こるパターンです。

(3) 2階建て建物の全壊

耐震要素の不足や建物の老朽化、立体的形状の悪さなどが原因で起こります。

(4) 建物が傾く

耐震要素の不足、基礎部や土台の損壊、地盤の緩さなどが原因で起こります。

(5) 屋根瓦・外装材の落下など

取り付けが不十分だった、老朽化していなたどの理由で起こります。

(6) 家具類の転倒、破損などで建物が傷つく

家具類の耐震対策の不十分さから起こります。

これらの被害を未然に防ぐためにも、建物の補強や補修を定期的に行うことが大切です。

阪神大震災以降、地震に対する人々の関心は高まり建物の耐震リフォームも以前に比べ確実に件数は増えています。しかし、公共施設や不特定多数の人が集まるビルに比べ、一般の住宅でのリフォーム件数は少ないのが実状です。耐震リフォーム工事は、それだけで行うのではなく、台所や水周り、間取りの変更などと一緒に行うのが効率的にも良いでしょう。

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